Event

Kinzan Jazz Festival
- Quiet Brilliance 2021 -
@ Gallery MUTAN

会期
2021年12月04日[土]〜 2021年12月05日[日]
  • 2019年に創設したギャラリー「嘸旦 」で、『Quiet Brilliance 2021』と題し、
    12月4日(土)、5日(日)の2月間、音楽フェスティバル『Kinzan Jazz Festival』を開催します。

 

「嘸旦」は、古くから蔵や石塀に用いられてきた観音下石(かながそいし)によってつくられ、石室のように神聖な内部空間は、トップライトからの自然光が照らすという極めシンプルな構図をしています。

そしてこの度、この「嘸旦」から、九谷焼の価値観をさまざまな文化交流を通し、共有していきたいという想いの元、予ねてより実現したかった工芸とジャス音楽家の共演『Kinzan Jazz Festival ‒ Quiet Brilliance 2021‒ 』を催すことになりました。

コンサート・プロデュースは、ジャズ・レーベルの「SONG X JAZZ」が担当し、錦山窯の作品の特徴である豪華兼蘭な金彩を使った強いグラフィックと独創的な造形美に共鳴するステージを演出しています。

是非ご注目頂けますと幸いです。


Contents

12 月4 日(土) 17:30

Act 01 _「HEART OF GOLD」
須川 崇志  Cello , Contrabass


「HEART OF GOLD」
「錦山窯」は、五彩を駆使した絢爛豪華な絵付を特徴とし、錦山窯はその中でも金彩の技法を得意とし、代々「金」を使った作品に取り組んできました。「金」を用いた緻密で繊細な表現への挑戦、絶えず変革を織り交ぜながら伝統技法に取り組んできた職人集団として「真摯で豊かな心」を持ち続けることを忘れない、そんな想いを大切にしています。

 

 

12 月5 日(日) 13:00~

Act 02 _「LETTERS」
松丸 契 _ Saxophone 


「LETTERS」
錦山窯として過去作品の文様を選び直し、新たなデザインに落とし込むという作業は、現代の職人にとって技術習得の場になるとともに、先人からの無言の手紙を読み解くことと同じ事かもしれません。それはインスピレーションであると同時に、受け継がれてきた技の本質を継承し、そこに新たな価値を与える創造的作業「redesign」という作業でもあります。

 

 


12 月5 日(日) 17:30~

Act 03 _「MUGA」
類家 心平 _ Trumpet , Electronics

 

「MUGA」
日々のたゆまぬ修練から生まれるつくり手の幸福感、石蔵の中に眠る過去の膨大な古作から立ちのぼる職人の息づかいや立ち居振る舞い、そこで交わされたであろう古の職人たちの無言の会話までも紡ぎ、作品として今の時代に表現し、九谷焼の価値観を私たちつくり手から使い手に直接伝えることで、九谷焼のあるライフスタイルの愉しみを探求していきたいと考えています。

 


※本公演ではスチールとムービーの撮影及び音楽収録を行いますことを予めご了承ください。

 

Musician Profile

須川 崇志(Takashi Sugawa)
11 歳の頃からチェロを弾き始め、18 歳ベースを始める。ジョン・ロックウッドにベースを師事。2006 年、バークリー音楽大学卒業。その直後に移住したニューヨークてピアニスト菊地雅章氏に師事。これまでに東京ジャズ, デトロイト( 米), モントルー( スイス), ブリスベン( 豪), メールス( 独), 香港などの数多くの国際ジャズフェスティバルに出演。2018 年にデビューアルバム作品「Outgrowing」( レオ・ジェノヴェーゼ, トム・レイニー) を、2020, 21 年に自身が主宰するピアノトリオ、Banksia Trio ( 林正樹 , 石若駿 ) で「 Time Remembered」,「Ancient Blue」の3 作のリーダーアルバムをリリースしている。

 

松丸 契(Kei Matsumaru)
サックス奏者。パプアニューギニア出身。ほぼ独学でスキルを磨き、2014 年にバークリー音楽大学へ全額奨学金で入学、2018 年に同大学を首席で卒業。同年日本へ帰国、以来東京近辺を中心に様々なアーティストと共演を重ねる。2020 年にSMTK 名義でEP『SMTK』、アルバム『SUPER MAGIC TOKYO KARMA』をリリース。同年11 月には自身名義による1st アルバム『Nothing Unspoken Under the Sun』を発表。2021 年にはSMTK の2nd アルバム『SIREN PROPAGANDA』を、ソングエクス・ジャズから「m°fe」の1st アルバムをリリース。2020年より90 分の即興演奏を通して空間と時間と楽器と身体の関係性を探る「独奏」を活動の一環として開始。(Photo _ 廣田 達也)

 

類家 心平(Shinpei Ruike)
10 歳の頃にブラスバンドでトランペットに出会う。高校卒業後、海上自衛隊音楽隊で6 年間トランペットを担当。2004 年にSony Jazz からジャム・バンド・グループ「urb」のメンバーとしてメジャー・デビュー。 2018 年 には中国・深センにて開催される「OCT-LOFT Jazz Festival」に出演。集まった中国の多くの若者をそのサウンドで熱狂させた。2020 年にはバンド名を冠にした3枚目となるアルバム「RS5pb」をリリース。「菊地成孔ダブセクテット」「DCPRG」、元「ビート・クルセイダース」のケイタイモ率いる「WUJA BIN BIN」や「LUNA SEA」のギタリストSUGIZO が率いるユニットにも参加するなど幅広いジャンルで活動する。

 



Information

● イベント名 | Kinzan Jazz Festival  ー Quiet Brilliance 2021 ー
● 出演日時 / 出演者
Act 01 _ 12 月 4 日(土) 17:30~ 須川 崇志(Cello , Cello , Contrabass)
Act 02 _ 12 月5 日(日)13:00~ 松丸 契 (Saxophone)
Act 03 _ 12 月5 日(日)17:30~ 類家 心平 (Trumpet , Electronics)

●  会場 | 錦山窯 / ギャリー嘸旦 (石川県小松市高堂町ト18)
● 定員 | 各公演につき6 名
● チケット料金 | 8,000 円(税込)
● チケット販売開始日 | 11 月11 日(木)12:00~
● チケット販売先 | https://kinzan-jazz.peatix.com/
● 公演情報 | 「ギャリー嘸旦」イベントページ  

● 注意事項
・本公演ではスチールとムービーの撮影及び音楽収録を行いますことを予めご了承ください。
・「ギャラリー嘸旦」は音楽公演の会場としては非常に小さな空間となります。生音を大音量で聴いて頂きますので、健康状態に不安がある方や大音量が苦手な方はご考慮ください。
・未就学児はご遠慮ください。
・各日各回ともに、お一人様2 枚までとさせていただきます。
・ご希望の公演日は必ずご選択時にご確認頂き、お間違えのないようお気をつけください。
・予定枚数終了次第、締め切らせていただきます。
・都合により、出演者が変更になる場合があります。
・最新の出演者については、必ず公式ページ〈「ギャリー嘸旦イベントページ  〉をご確認の上お申し込みください。
・お電話でのお問い合わせは受け付けておりませんので、お申し込みは〈Peatix〉または、以下までお問い合わせください。
イベント事務局 お問い合わせ先 | info@soldum.co.jp

● 新型コロナウイルス感染症の予防対策について
・来場される全ての方に、マスクの着用をお願いしております。
・ハンドジェルや除菌スプレーをご用意いたしますので、入館時の手の消毒にご協力ください。
・風邪に似た症状や37 度以上の熱があるなど、体調のすぐれない方は、ご来場をお控えください。
・体調が悪化したり、気分が優れなくなった場合は無理をせずにご来場をお控えください。


Production

・Festival Organizer  | 錦山窯

・Music Produce |
Makoto Miyanogawa(SONG X JAZZ)
Hironori Nakahara (SONG X JAZZ)

SONG X JAZZ Inc,.
2010 年設立。これまでに国内外のアーティストと 60 以上の作品発表、またブルー・ノート東京、コットンクラブ等のブッキングを含めて150 本以上のコンサートの制作を手がける。最近の主なクライアントワークに Hermès「ラジオエルメス」や、クインシージョンズがプロデュースするジャズのSVOD サービス「QWEST TV」の日本版の立ち上げなどを手がける。
https://www.songxjazz.com/

〈Movie | Mikio Hasui〉
蓮井 幹生
1955年東京都出身。アートディレクターを経て写真の道へ入る。エディトリアルシーンで発表されたポートレイトにより注目を集めるが、その後も着々と表現の幅を拡大する。2009年には、独自の世界観の核を成し、継続的に発表している「PEACE LAND」がフランス国立図書館にコレクションされる。また翌年にも「詠む写真」が同館に収蔵。2013年 COMME des GARCONS BLACK SHOP(ベルリン)にて個展開催、2014年企画展「Two Mountains」(クアラルンプール)、2017年企画展「PHOTOGRAPHY NOW」(ロンドン)へ参加。
https://mikiohasui.com

〈Sound | Takahiro Yamaguchi (Magic Mill Sounds)〉
山口 宜大
サウンドエンジニア。 穏やかな性格から切り取ったような人間味溢れるサウンドを、ジャンルを問わず植え付けることで、音楽家が音に込めた表現をテクノロジーに織り交ぜながら完成させるプロセス全般を担う。ジャズ界では、もっともアナーキーな存在でありながら即興芸術の領域をも侵食するなど、評価を高めるピアニストの「スガダイロー」、またヒップホップ界ではそのスガともコラボレーションが多いラッパーの「志人」のアルバムの録音とミックスを手がける。2019年8月には、ロバート・グラスパー(key)の来日時にレコーディング・エンジニアとして抜擢され、クリス・デイヴ(dr)、デレク・ホッジ(bass)、ヤシン・ベイ a.k.a モス・デフ(mc)の音源に参加した。
https://magicmillsounds.com/